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 7月07日から10日までの4日間、会社の友人と北京の「文化遺産をめぐる旅」に行ってきました。

 主に見て回ったところは、「天壇公園」、「い和園」(注:「い」の漢字は日本にはない)、万里の長城(八達嶺)、明の十三陵、盧溝橋、周口店北京原人遺跡、および天安門ならびに故宮(紫禁城)です。それ以外にも北京一の繁華街、王府井街の昼と夜の散策や古い北京市内の街を見て色々と見聞を広めことが出来ました。

 なかでも印象に残ったところは、1972年に、当時の総理大臣の田中角栄が訪中し、日中共同宣言で国交回復を成し遂げた時に、周恩来と一緒に登った八達嶺の万里の長城(ご承知のように、長城は非常に長いので、各地に観光場所があるが、八達嶺は北京に一番近い)です。この長城の上で、かつてここに登った時の田中角栄の感慨が、少しだけでも分るような気持ちになりました。

 それと、もう一つは、盧溝橋です。ご承知のように、ここで日中両軍が衝突し、日華事変の発火点となり、あの大東亜戦争に続く、日本人にとって長い苦難の歴史の起点となったことを思い起こせば、感無量でした。