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 先日、日帰りで大分の豊後竹田まで行ってきました。

 豊後竹田は、ご承知のように滝廉太郎の「荒城の月」のモデルとなった、「岡城跡」が有名です。

 中学時代に習った、あの曲から連想していたのは、もっと荒れ果てた(石垣などが崩落した)城跡でしたが、なんと非常に立派な山城でした。勿論、建物などの上部構造物は一切残っておらず、城郭の石垣しか見ることは出来ませんが、戦国時代に薩摩の島津義弘に攻められた時も落ちず、その堅城ぶりを秀吉に称えられたと言われるほどの堅固さは、岡城から周囲を見渡せば一目瞭然で、納得させられるものでした。

 これだけ立派な城跡にも拘わらず、当日も観光客は当方とタクシーの運ちゃんの2人だけで(春の桜と秋の紅葉の季節は賑わうと云ってましたが・・・)、交通の便が悪いとはいえ、非常に惜しい気がしました。運ちゃんからも是非皆さんに、豊後竹田をもっとPRしてくださいよとお願いされた次第です。

 岡城跡からの帰り、広瀬神社(海軍中佐広瀬武夫を祭神としている神社)と滝廉太郎の旧宅(記念館になっている)に立ち寄ってきました。