この11月の上旬、8日間(クルーズは6日間で、ダイビングは5日間)のモルジブ・クルーズダイビングに行ってきました。
ご承知のように、モルジブは日本の若者のハネムーンの人気旅行先として有名ですが、日本のダイバーにとっても、世界のダイビングポイントの中で圧倒的に人気がある所です。
今回このクルーズダイビング(初心者ではドリフトばかりのこのダイビングは難しい)を申し込んだ理由は、あるダイビング雑誌のモルジブダイビングツアーの参加条件の中に、60歳以上は医者の診断書(高血圧の当方は不可)が必要とあり、来年2月に還暦を迎える小生にとって、チャンスは今しかないと思い切って決断した次第です。
今回のクルーズの参加者は、男女15人の日本人で、50歳以上は、小生と今回のダイブで1,000本となる世界中でダイビングをしている超ベテランの67歳の男性の2人のみで、他の人は全て青・壮年でした。しかも、5人ずつに分かれたダイビングチーム3つのうち、当方が属するCクラスは、小生を含めて皆さん経験本数、百数十本でしたが、他のA、Bクラスは数百本から千本クラスはざらで、最高は沖縄でダイブ写真店を経営して、30年潜り続けて1万本以上になる方がおり、一方ある若者の方は、あの激流で超有名なパラオのぺリリューコーナー(最近NHKでもこの場所のダイビングが紹介され、「あ、カメラマンが流されていますね・・・」と激流のシーンがあった。)を既に3回も潜った経験があるとの事で、「ある時にはカメラ(両手でカメラを持っている)をとるか、命をとるか(激流にそのまま流されないためカメラを捨てて岩場にしがみつく)の究極の選択を迫られる事もある」と言ってました。メンバーはこのような猛者ばかりで、しかも彼、彼女らはほとんどこの船のリピーターで、中でも30歳代の女性の一人は、今年この船に乗るのが6回目と仰られ、唖然としました。
さて本題のダイビングですが、初日の1本目は深夜着の飛行機の為の寝不足と酷い船酔いで体調が悪く、パスせざるを得ませんでしたが、残り十数本のうちで、当方のエアー切れの為、通常のダイブタイムより10分早く浮上せざるを得なくなってチームに迷惑を掛けたこの1本を除き、全て予定潜水時間どおりの45分を(但し、残圧は皆さん100Kg/cm2以上残っているのに当方はいつもぎりぎりの30Kg/cm2程度で、これ以上の時間は不可)スムーズにダイビングすることが出来、当初心配したような危ない事は一切ありませんでした。
それから最後に今回のダイブで見れたものですが、マンタトルネード(マンタ玉と言ってました。マンタ100匹ぐらいの凄い群れ。石垣島の川平のマンタスクランブルは、せいぜい2〜3匹がゆっくり周っているだけで迫力と内容が全然違う)とジンベザメ2回(大阪の海遊館のジンベエなんかよりはるかにデカイ)!!
一言で言えば「凄すぎる」に尽きると思います。今回のこの猛者たちが口々に言っていました。「これを見たらもう他では潜れない!!」
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