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 今回のスキー行の1週間ほど前に、朝のTVで野沢温泉のことが紹介されており、それを見て急に野沢温泉に三十数年ぶりのスキーに行きたくなり、この3月上旬に2泊3日で行ってまいりました。

 大阪から野沢温泉までのコースと手段を色々検討しましたが、とにかく便利で一番早い方法に決定しました。関西空港、朝6時45分の一番の飛行機で羽田に飛び、東京駅から長野新幹線「あさま」で長野駅に出て、そこから野沢温泉行き直通急行バス(このバスの終着は宿泊ホテルのすぐ前)に乗り、午後1時には既に野沢温泉スキー場のゲレンデの上に立っていました。

 かつては大阪から長野行き夜行急行列車か、貸切の夜行バスというのが定番でしたが、長野新幹線の威力は兎に角、時間短縮という意味では凄いということを今回実感しました。

 初日、午後1時から4時過ぎまで休憩無しで滑り通して、この野沢温泉スキー場のあらかたのゴンドラとリフトに乗り、中上級を含めたほぼ主要なコースを滑ってきました。翌日は終日滑る予定でしたが、昼過ぎまでに前日に滑り残したゲレンデとコースを制覇して、早めにスキーを切り上げ、温泉街の散策に切り替えました。

 温泉街は、最近の日本全国の温泉地と同じく人通りも少なく寂しい通りが多かったのですが、唯一「大湯通り」を中心とした近辺は沢山のスキー客達で賑わっており、特に可愛い看板娘が、蒸したての「信州名物おやき」を売っていた店には、黒山の人だかりが出来ていました。

 翌日は朝9時過ぎホテルを出発、往きとは逆のコースで東京へ出て、馴染みの旅行社で所用を済ませ、夕方には関西空港に帰ってきました。

 信州の北部には、温泉付で日本でも有数の大きなスキー場が揃っているのですが、何分交通の便利が悪いとの思い込みもあり、ここ数年は、もっぱら蔵王、ニセコを中心とした大阪から飛行機で行く中高年のスキーツアーに頻繁に参加していました。しかし最近、蔵王にもニセコに飽いてきたのと、メンバーもほぼ同じ中高年の男女ということもあり多少マンネリ気味になっていたところで、今回北信州のよさ(スキー場も温泉も)を再発見することが出来、来シーズンは、かなり以前何回か行っている志賀高原と、未だ行ったことのない斑尾高原、戸狩温泉へスキーに行きたいと考えています。