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 3月末に早期退職後、初めてのこの夏の7月下旬に、妻と2人で、かねてより念願の槍ヶ岳(標高3180m:日本第5位)に登ってきました。

 学生時代にWV部に所属していた関係で、当時、いくつかの山は登っていましたが、登山をするものにとって、一番有名で人気のある北アルプスは未だ行ったことがありませんでした。なかでも、とりわけ憧れの槍ヶ岳については、学生時代にこの槍に登った友人から、この山の素晴らしさ(山頂はほんまに尖がっていて、頂上は狭く、あまり多くの人間が同時には居られないので、登る途中で順番待ちをしている、等)を聞かされており、退職したら是非、一番最初に行こうと決めておりました。

 行く前に、自宅の近くの和泉葛城山(857m)に3回ほど登って、足慣らしをして行ったこともあってか、登山中はそんなに辛い感じはなく、やはり初めての北アルプス、それも槍ヶ岳の絶景に感動のしっぱなしでした。特に槍の頂上は、まさに友人から聞いていたとおりで、こんな感激を味わえることは、人生でも、そう何度もない・・・と思うほど素晴らしいものでした。

 行程は以下の通りです。
・1日目:松本駅→(松本電鉄)新島々駅→(バス)→上高地→[登山スタート]→横尾山荘→槍沢→槍沢ロッジ(泊り)
・2日目:槍沢ロッジ→槍の肩(槍ヶ岳山荘)→槍の穂先[空荷でピストン]→槍ヶ岳山荘(泊り)
・3日目:槍ヶ岳山荘→飛騨乗越→槍平小屋→新穂高温泉[登山終了](泊り)

  計画では、山中の槍平小屋でもう1泊を予定していましたが、下界の温泉に早く入りたい一心で、多少無理をして、ふもとの新穂高温泉まで一気に下りました。ホテルに着いて、併設されている川原の大露天風呂に入り、そこから槍ヶ岳を遠くに望んだ気分は、また感慨深く、一生の思い出となりました。

 来シーズン以降、また同じ北アルプスの穂高へ行こうと考えています。