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 6月中旬、1泊2日で妻と熊野古道の一部を歩いて熊野本宮大社に行き、龍神温泉で1泊し、帰りは高野・龍神スカイラインを通り、途中で和歌山県一標高の高い護摩壇山(1370m)にも立ち寄ってきました。

 熊野古道はご承知のように、色々なルートがありますが、紀伊田辺から熊野本宮大社に通じる中辺路のうちの終点よりのごく一部を歩いてきました。先ず終点の熊野本宮大社にマイカーを駐車して、路線バスで引き返して終点まで歩くのですが、このバスの便がほとんどなく時間を調整するのに苦労しました。

 熊野古道を歩いている途中、この熊野古道めぐりのツアー客とたまたま一緒になり、話を聞けば、H交通社のツアーで、東京から空路、南紀白浜空港へ来たとのことで、こんな近畿の山奥で東京のツアー客と会うなんてちょっとびっくりしました。

 熊野本宮大社は、明治22年の大洪水で流失するまで熊野川の中洲(現在日本一の大鳥居だけがあり、旧社地は「大斎原:おおゆのはら」と呼ばれている)にあったそうですが、現在は少し高台にあります。

 その日は龍神温泉で1泊しましたが、この龍神温泉は「日本3大美人の湯」と呼ばれており、交通の便が悪いことを除けば、それなりに人気のある温泉のようです。夕食後、宿の主人に車で蛍が乱舞する場所へ連れて行ってもらいましたが、流石に龍神温泉は清流で、こんな多くの蛍を見たのはかなり久しぶりでした。