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 予てから興味のあった白洲次郎の旧宅(今は町田市が指定史跡として管理、一般公開)を見てきました。

 彼の旧宅である「武相荘」は武蔵と相模の国境の旧鶴川村(現町田市)にあることから、白洲次郎が「無愛想」に引っ掛けて命名したとの事のようです。

 最寄り駅は小田急線の鶴川ですが、駅からすこし距離があり、路線バスに乗って行ってきました。

 この旧宅では、彼にちなんだいろいろな物が売られており、そこで買った「風の男:白洲次郎・・・(著者)青柳恵介」の単行本を帰宅後一気に読み切り、益々彼が好きになりました。

 彼は戦後すぐ総理大臣吉田茂の片腕となり大活躍しましたが、なかでも当時の日本人の誰もが恐れていた「泣く子も黙る、あのGHQ」をして、「従順ならざる、唯一の日本人」と言わしめた男です。

 また彼の遺言は「葬式無用、戒名不要」ですが、戦前、戦後のその生涯を通じた生き様は、古今の日本人の中でも一番かっこいい男と言っても差支えがないのではないかと思っています。

 今回の東京旅行のついでに、忠臣蔵で有名な「南部坂」を見て、川越まで足を伸ばしてきました。