スピード:

 この連休期間中、横浜・戸塚の息子夫婦のところへ妻と遊びに行ったついでに、東京の名所を見て、この3月に開通した舎人ライナーに乗ってきました。

1.荻外荘(てきがいそう)・・・政治家「近衛文麿」の屋敷
 JR中央線荻窪駅より徒歩10分の閑静な住宅地にある近衛家の個人の屋敷で現在一般には公開されていないため、道路から見るだけになる。ご承知のように、近衛文麿は戦前3回の組閣をし、そのためこの屋敷は昭和史の表舞台として有名になり、また戦後戦犯として拘引される直前に、服毒自殺をした場所でもある。開戦前に近衛文麿が時の連合艦隊司令長官山本五十六をこの屋敷に呼んで、日米開戦した時の勝算を訊いたことでも有名。当日は我々以外にも1組の見物客がこの屋敷を訪れていました。

2.六義園(りくぎえん)・・・「柳沢吉保」の庭園
 ご承知のように5代将軍徳川綱吉の信任の厚かった老中・川越藩主柳沢吉保が元禄15年(1702)に築園した大名庭園で、江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもの。JR山手線駒込駅から約5分で、庭園の広さは約2万7千坪と広大。

3.椿山荘(ちんざんそう)・・・「山県有朋」の庭園
 明治の元勲山県有朋が、明治11年約2万坪のこの地を入手し「椿山荘(ちんざんそう)」と名付けて名庭園に造り上げ、当時明治天皇を始め政財官界の第一人者たちがしばしばこの地を訪れ重要会議を開いたと伝えられている。地下鉄有楽町線「江戸川橋駅」から椿山荘裏門の冠木門までの神田川沿いの遊歩道は、沿道に江戸川公園もあり、散策に最適です。

4.舎人ライナー
 今年の3月末に開通した、JR山手線日暮里駅からほぼ真北に直線で向い、足立区の見沼代親水公園駅までの9.7Kmを結ぶ都営のモノレールで無人運転をしている。日暮里駅から終点まで片道20分。